ブログ運営者におすすめの本を紹介
井場です。
今回は、ブログ運営者におすすめの本ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座を紹介していきます。
本書は、わかったブログで有名なかん吉さんの著書であり、ブログ運営者にとっては非常に参考になる書籍です。
「ブログを運営しているのに収益化できない」と悩んでいる初心者は多いですね。
お金を稼ぐためにブログを始めたつもりが、アクセスすらまともに集まらない…。
そんな人でも本書を読むことで、収益化できるブログの本質を理解できます。
逆に、ブログ運営の本質を理解できていなければ、いつまでも収益化できないでしょう。
本書を読んで印象に残ったところを余すところなく紹介していくので、是非参考にしてください。
当記事の簡単な内容
- 「ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座」とはどんな本なのか?
- 人気ブログを運営するための方法とコツ
- AI時代を生き抜くためにブログ運営者がやるべきこと
本書は人気ブログを運営するためのノウハウが満載
ご存知の方は多いかもしれませんが、かん吉さんは2010年から「わかったブログ」を運営されているブロガーです。
日本アフィリエイト協議会の理事もされています。
そんなかん吉さんが出版したゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座は、その名の通り人気ブログを運営するためのノウハウが満載です。
自身の「わかったブログ」が人気になるまでの経験をもとに、様々な具体例や失敗談を交えながら、ブログ運営の方法が解説されている良書です。
マネタイズに特化した書籍というよりは、ファンを作る人気ブログの運営方法に特化した書籍です。
PV数の多いブログではなく、ファンの多いブログを運営する
本書で印象に残っている部分をいくつか紹介していきます。
本書では「リピーター」
の数こそが人気ブログの指標であると定義します。 つまり「
ファン」の数です。 ファンとは毎回、
自分の意思でブログを読みに来てくれる人のことです。
何らかの理由で検索流入がなくなったとしても、 熱烈なファンが100人いれば、 記事をポストするたびに確実に100PVがカウントされます。
さらに、ファンは気に入った記事を口コミで拡散してくれます。
ファンの存在こそが、ブログの原動力になるのです。
常日頃からPV数やアクセス数を気にしているブログ初心者は多いですね。
毎日のようにアクセス解析をチェックし、アクセスの増減に一喜一憂しているのではないでしょうか?
「今日は昨日より少しだけアクセスが増えてる!」
「今日はダメだ…クリック数が全然伸びない…」
確かに人気ブログを作るうえでアクセス数を気にしたくなる気持ちはわかります。
しかし、本当の意味で人気のあるブログはPVだけが多いブログではありません。
コアなファンを多く獲得しているブログです。
ファンを多く抱えているブログは、アルゴリズム変動の影響を受けたとしてもアクセスは入ってきます。
Twitterやブックマーク、RSSリーダーなど、検索エンジン以外の流入源から訪問してきてくれるからです。
そして、アクセスが入ってくる限り、何かしらのマネタイズを行うことができます。
検索エンジンに頼ったブログ運営をしない
実際は検索エンジンは水ものです。
検索アルゴリズム(検索順位の計算手順のこと)が変更になったり、ライバルブログが台頭してくると、一晩で順位が下がってしまうことはよくあります。
上位表示がずっと続く保証はどこにもありません。
集客を検索エンジンに頼り過ぎると、ブログのアクセス数がGoogleのさじ加減1つで大きく変動してじまうのです。
検索エンジン対策だけにこだわらず、他のルートからの集客を意識しましょう。
ブログ記事を上位表示できるかどうかはコントロールのしようがありません。
検索結果は相対的なものだからです。
よくSEO系の教材やメディアを読む人は、細かいSEO対策にこだわる傾向にありますね。
「タイトルの右側に狙ったキーワードを寄せないとっ」
「見出し2の下に画像を入れるとSEO的に良いらしい。よし、やってみよう」
次から次に出てくるSEO対策を片っ端から試している人は少なくありません。
しかし、自分がどれほどSEO対策したとしても、ライバルがそれ以上の対策をすれば、順位は簡単に変わってしまいます。
つまり、上位表示することだけを目的にしてブログ運営すると、Googleの仕組みに振り回されることになるのです。
そこで、他のアクセス流入源やファンを持っていれば、順位に関係なくアクセスを維持できます。
長期的に安定して結果を出すには、やはりファンの存在は欠かせないということですね。
「お金は結果に過ぎない」儲けを重視するとブログ運営は行き詰まる
「ブログでがっつり稼ぎたい!」
「アフィリエイトで結果を出したい!」
このような考えでブログビジネスを始めた人は多いはずです。
…というより、私も含めてほとんどの人がそうではないでしょうか?
ブログ運営を始めたきっかけは「お金」である人が大半だと思います。
しかし、著者のかん吉さんは、お金を追いかけすぎるとブログは上手くいかないと断言しています。
ブログを始める多くの人が、「あわよくブログこら副収入を」
と思っているはずです。 しかし、
お金を稼ぐことを目的にしてしまうと、 うまくいかないことが多いです。 なぜなら、
お金を稼ぎたい気持ちがブログ記事に滲み出てしまうからです。 (
中略) ブログの共感が集まり、ブログの信用となり、
最終的にお金に結びつくかもしれませんが、あくまで結果です。
ところがブログを始める多くの人は、 いきなりお金儲けを目指してしまいます。
信用を築くという一番大切な部分を飛び越えて、 直接お金に向かってしまうのです。
多くのブログ初心者がお金だけを目的にしてブログを作り続けています。
如何にしてアフィリエイトリンクを踏ませるか?ということに注力している人は多いです。
あなたもアフィリリンクを踏ませることに全力を尽くした経験はありませんか?
「とにかくリンクだけでも踏んでくれれば…」
「どうすればリンクを踏んでくれるんだ!」
このような思いでブログ記事を作成したことがあるかもしれません。
しかし、それではブログ全体に売り込み臭さが漂い、ユーザーが離れる原因になります。
たしかに収益を上げたいという気持ちは分かりますが、ユーザーが離れてしまえばマネタイズすらできなくなります。
そうならない為に、まずは信頼関係を構築する必要があるわけですね。
お金よりもユーザーからの信用を獲得する意識
トップアフィリエイターや有名な起業家は口を揃えていっていますが、信用=お金です。
信用のない人はマネタイズすることができないのです。
私達ブログ運営者が獲得するべきなのは、お金ではなくユーザーからの信用ということです。
- これはお金を獲得する行為なのか?
- それとも、信用を獲得する行為なのか?
ということを考えることがブログ運営を成功させる近道だと思います。
ブログ運営で重要なのは「質」なのか?「量」なのか?
ブログ記事は量なのか?質なのか?という議論は絶えません。
「とりあえず量をこなせば後から質が付いてくる」
という人もいれば
「質の低い記事を書けば読まれないブログになってしまう」
という人もいます。
かん吉さんは以下のように述べます。
人気ブログを育てたいのであれば、
まずは三ヶ月間毎日更新することをお勧めします。
ネタが尽きてもやめてはいけません。
ひねり出してでも無理やり記事を書きましょう。 (中略)
読者は毎日あなたのブログを読みに来てくれるほど暇ではありませ ん。 週一で更新するくらいでは、目に止めてくれません。
毎日更新すれば、 人々の目に止まる可能性は週一更新の7倍になります。
毎日更新しているとわかれば、 次から安心して読みに来てくれるようになります。 週一更新と、
毎日更新では7倍スピードが違います。
7年かかることを1年で回せるのです。 努力すれば、
自分でタイムマシンを動かすことができます。
ブログ記事の更新頻度は、唯一自分でコントロールできる
自分でタイムマシンを動かすという言葉は良いですね。
ブログ記事の更新頻度は収益と違って、唯一自分でコントロールできることです。
「なんで売り上げが伸びないんだ!」
「今日もアフィリ報酬はゼロか…」
普段からこのようなことを考える暇があったら、ブログ記事を更新したほうが良いでしょう。
売り上げが伸びないこと、稼げないことに悩む気持ちもわかりますが、収益はお客さんの行動によって左右されるので、自分ではコントロールできません。
コントロールできないことに執着しすぎると、かえってストレスが溜まってしまいます。
それこそ、ストレスのはけ口をYouTubeやネットサーフィンにしてしまうと逆効果となり、日々のパフォーマンスががた落ちしてしまいます。
しかし、コツコツ記事を更新すれば、獲得やアクセス数に直結してきます。
更新頻度を高めることで、結果も多少コントロールできるようになるでしょう。
「質の高い記事」を目指してもキリがない
私は量よりも質派でしたが、最近は量も重視しています。
何故なら、いくら自分で質の高い記事だと思っても、ステージの高い人から見れば穴だらけに見えるからです。
それは未来の自分でも同じです。
「完璧な記事ができた!」と思って投稿しても、数か月経って見直せば「とても読める記事ではない」ということはよくあります。
現在の自分のレベルで質の高い記事を目指してもキリがないということです。
ならば、まずは記事を書いてしまって、反応を見ながら修正していく方が賢明です。
オリジナリティのあるブログを運営するコツ
「ドラゴンボール」や「スラムダンク」といった人気ブログの魅力は、主人公が少しずつ成長するところにあります。
人の成長物語は、面白いストーリの基本です。
ぜひ、新しいことにチャレンジして、その過程をブログ記事にしてみてください。
頑張ったこと、工夫したこと、上手くいかなかったこと……すべての経験がブログ記事のネタになります。
失敗してもかまいません。
むしろ、失敗が多い方が面白いです。
多くのブログ初心者はどこかの分野で実績がないといけないと思っていますね。
「投資系のブログを始めたいけど、まだ誇れるほどの実績なんかないし…」
「ダイエットに成功してないのに、ダイエットブログなんて書けない!」
ブログを運営している中で、こうしたマインドブロックのある人は多いと思います。
しかし、かん吉さんの言うように人の成長過程は良質なコンテンツになります。
失敗した経験や学んだことをアウトプットしていけば、オリジナルなコンテンツになるわけです。
特に、ネットでは失敗談を話している人は少ないので、むしろ貴重な情報になるでしょう。
既に成功している人のブログは溢れかえっている
あなたも何かに挑戦しながらブログ運営してみてはどうでしょうか?
例えば、
- マッチョになるまでの様子を綴った筋トレブログ
- 教材を使って30万円稼ぐまでのアフィリエイト実践記ブログ
などなど。何でも良いと思います。
もし今アフィリエイトで結果が出ないことに悩んでいたり、ノウハウコレクターから抜け出せないことに悩んでいるのなら、
- 生粋のノウハウコレクターが月50万円稼ぐまでのアフィリエイトコンサル体験記
といった結果が出るまでのプロセスを綴ったブログにしてみても面白いと思います。
同じノウハウコレクターの人たちは、あなたの成長を確認するためにリピートしてくれるかもしれません。
「今は成功して●●になりました。」といったサクセスストーリー型のブログは、今やネット上に溢れかえっています。
しかも、そういったブログは「成功するまでのプロセス」が省略されているので、本当に大事なことを学びづらいです。
現在→未来というストーリー型のブログにすることで、ほかのブログと差別化もできるようになるはずです。
本書で学んだ「AI時代を生き抜くためのブログ運営」
本書を読んで強く感じたのが、ファンを持つことが今後を生き抜くためのカギになるということです。
今後はAIなどが普及するにつれて、1日数百記事を投稿する生産性の高い巨大メディアも誕生するでしょう。
そうなれば、個人ブログは圧倒的に不利になります。
しかし、機械には書けない個性のある記事を書き続ければ、個人ブログが淘汰されることはないはず。
自分の個性を好んで読んでくれるファンがいれば、継続的にビジネスを行うことができます。
「ビジネスにおいて最大の資産はリスト」とよく言われていますが、まさにその通りです。
ファンがいる限り、何かしらのマネタイズは可能です。
お金を追い求めるのではなく、ファンを獲得する活動こそがブログ運営の本質だと再確認できました。
ブログ運営にはファンが必要。リピーター獲得の方法とは?
「ブログ運営にはファン(リピーター)が必要」といっても、どのようにしてファンを作れば良いのか分からないと思います。
そこで、ここでは、かん吉さんが語るファンの獲得方法を3つ紹介していきます。
- 自分のペースで定期更新して再訪を促す
- フォローボタンを見やすい位置に設置する
- サービス精神を持ち、全ては読者の為に書く
1.自分のペースで定期更新して再訪を促す
毎日更新しているとわかれば、
次から安心して読みに来てくれるようになります。 (中略)
毎日更新が無理なら、2日に1記事でもかまいません。
自分で決めたことをやり通すことが大事です。
ブログ記事の更新頻度を高めれば、読んでもらえる可能性も高くなります。
さらに、定期更新していればユーザーも安心して訪問してくれるでしょう。
ユーザーとの接触回数が増えれば、それだけで信頼関係を構築しやすくなります。
なので、毎日更新ができなかったとしても、定期的に更新した方が良いでしょう。
例えば、毎週月曜日と木曜日に更新していれば、ユーザーもそのタイミングでブログを読みに来てくれるはずです。
自分のペースで良いので定期更新し、再訪を促すことがリピーター獲得の第1歩です。
2.フォローボタンを見やすい位置に設置する
フォローボタンはわかりやすい位置に設定しましょう。
記事下に設置しておくと、 記事を読み終わって気持ちが熱いうちにフォローできるので有効で す。
プロフィールページにアカウントをまとめておくとわかりやすいで す。
SNSのフォローやRSS登録してもらえば、再訪してもらえる可能性は上がります。
しかも検索エンジン以外の流入源をゲットしたことにもなりますね。
かん吉さんのわかったブログでも、記事の上部と下部にシェアボタンが設置されています。


3.サービス精神を持ち、全ては読者の為に書く
ブログの目的は、人にメッセージを伝えることです。
「
ブログは自分のために書く。読んでもらわなくてもかまわない」 のであれば、日記をつければ良いでしょう。
ダウンタウンの松本人志さんが、TV番組の中で、 お笑いもビジネスも「サービス精神」が大切だと言っていました。
お客さんが楽しく過ごせるように努力することで、 お客さんは振り向いてくれるようになります。 ブログも同じです。
読者のためになることは労を惜しまず、すべてやりましょう。
努力と誠意が、巡り巡って、自分に返ってくるのです。
自分の収益の為にブログ記事を書くのではなく、読者の為に記事を書くということですね。
そうすることで読者さんからの信用を獲得し、結果としてブログでのマネタイズが可能になります。
- 自分のブログの読者は何に悩んでいるのか?
- 何を求めているのか?
- 何を知りたいのか?
- 何に興味があるのか?
常日頃からターゲットに思いを馳せることで、「読者の為の記事」を書くことができるはずです。
ターゲットについて調べることをリサーチを言いますが、詳しくは以下の記事で話しました。
(上記のリンクをクリックすると私の別の記事が開きます。)
私もビジネスとして取り組んでいる以上、ついつい自分の収益の為に記事を書くことがあります。
収益化の記事は必要ですが、「読者の為の記事」という前提の上で書いていきたいと思います。