騙されるな!RSSを使ったアフィリエイト手法は悪質な上に稼げない

RSSを使った『自動更新型アフィリエイト』は悪質な上に稼げない

RSSを使ったアフィリエイトは悪質なので取り組まないことをおすすめします。ネットでは「RSSでポータルサイトを作れば稼げる!」などと言われていますが、著作権侵害になる可能性があるので注意が必要です。

さらに、RSSを使ったアフィリエイトサイトは稼げません。ポータルサイトやまとめサイトは、今の時代稼げないどころか上位表示すらできません。

当記事では、その理由について深掘りして解説していきます。

そもそもRSSとは何なのか?

RSSとは、ニュースサイトやブログの更新情報を配信するための技術です。RSSリーダーと呼ばれるツールを使うことで、複数のサイトの更新情報を受け取ることができます。

毎日訪問するサイトをRSSリーダーに登録することで、自動で更新情報を取得できます。つまり、気に入っているブログをわざわざ見にいかなくても済む便利な機能ということです。

この便利な機能を悪用したのが、RSSを使ったアフィリエイトサイトです。

RSSを使った『自動更新アフィリエイト』はどういった仕組みなのか?

RSSを使ったアフィリエイト手法は、他サイトの更新情報を自動取得し、ポータルサイト風まとめサイトを作ることです。

ポータルサイトとは、ニュースや様々なコンテンツのリンク集が掲載されているWEBサイトのことです。分かりやすい例で言えば、「Yahoo!Japan」などが挙げられますね。

「Yahoo!Japan」に代表されるポータルサイトは、他のサイトの情報を取得して自動更新しています。事実、「Yahoo!Japan」が自ら記事を投稿することはありません。

他のサイトのニュースや更新情報をまとめているサイト、それがポータルサイトです。

つまり、RSSを使ったアフィリエイトでは、他人のコンテンツをパクってまとめサイトを作っていく手法ということなります。

他サイトのRSS情報を取得する方法

RSSを使ったアフィリエイトサイトは、プラグインを使って他サイトの情報を取得しています。RSS用のプラグインは多く存在します。プラグイン名が「RSS●●」となっているのが特徴です。

こうしたプラグインを使って、他サイトの情報をパクっていきます。

RSS情報で作ったポータルサイトの収入減

まとまサイト風ポータルサイトの収入減はサイト内に設置してある広告です。

例えば、「Yahoo!Japan」でも下記のように広告が設置されています。

他人の情報をパクったポータルサイトに同じように広告を貼り付け、クリックされたときに報酬が発生するという仕組みです。

  1. サイトを立ち上げる
  2. RSS用のプラグインをインストールする
  3. 情報をパクるサイトを決める
  4. RSS情報を自動取得してサイトにパクった記事をアップする
  5. ポータルサイトが完成する
  6. ポータルサイトに広告を貼って、アクセスを待つ

RSSを使ったアフィリエイトが悪質な理由

RSSを使用したアフィリエイトについて解説しましたが、どうでしょうか?非常に悪質な手法だとは思いませんか?

他人が一生懸命書いた記事を丸パクリして、広告収入を得ようとしているのです。まるで泥棒ですね。

現に多くのブログ運営者も迷惑行為として取り上げています。以下は、RSSアフィリエイトサイトの被害者の声です。

困りますねぇこういう行為は(怒)。

当サイトでたくさんのWordpress向けプラグインを紹介させていただいているので当然この類のプラグインがあることは承知していて、

不正行為なので敢えて紹介していなかったのですが、実際に使っているサイトがありました(中略)

サイト名は「副業ちゃんねる まとめ」です。

方々のサイトのRSS情報を取得して公開している悪質なパクリサイトです。

当サイトの記事がすべて吸い取られて掲載されています

引用:当サイトのRSSフィード情報をそのまま自分の記事として公開しているパクリサイト発見(証拠画像あり)!!

先日、ここのサイトが FeedWordPress を利用している別のサイトから、フィード情報を抜かれ、

丸ごと転載される事件が起こりました。

発覚したきっかけは、検索サイトで自身のサイトを検索したら偶然見つかったので、

もし気付かなかったら延々とこのブログのコピーサイトが勝手に作られる自体に陥っていたでしょう。

引用:ブログ丸パクリプラグイン FeedWordPress からのアクセスを拒否するために .htaccess を設定し、自分のサイトを守ろう

さて先日、Twitterで@25kei12 さんより「とあるサイトで記事が全文パクられてますよ」と教えて頂きました。(中略)

よくよく考えたら全文まるまる無断転載されたのは初めてのこと(把握する範囲で)。

しかもサイトを見てみたら画像まで直リンクしてくださっているご様子。

うーん殴りたい。

引用:パクリサイトに記事を全文無断転載されたのでGoogleに著作権侵害を報告しつつ差し替え画像を用意して対策を講じてみた

Googleは、コピーコンテンツが含まれるサイトを独自性が無いと判断し、圏外に飛ばすなどのペナルティを与えています。

上記のように、ブログの記事がパクられれば、本物のコンテンツの方が飛ばされてしまう可能性もあるのです。

あなたは絶対にやらないで欲しいと思います。

RSSを駆使した『ポータルサイトアフィリエイト』が稼げない理由

RSSを使ったアフィリエイトが稼げない理由は以下の2つです。

  1. アクセスを集めるのが困難だから
  2. コピーコンテンツの為、サイトが飛ばされやすいから

1.アクセスを集めるのが困難だから

RSS用のプラグインを使えば、容易にポータルサイトを作成することができます。しかし、サイトを作ったからと言って、「あとは完全放置で稼げる」なんてうまい話はないわけです。

自動更新されるポータルサイトを作っても、集客することができないからです。

他人のコピーコンテンツをまとめた質の低いサイトは、上位表示できません。しかもサイトを作ってすぐは、検索エンジンからのアクセスはほとんどありません。

「ポータルサイトを作れば、あとは完全放置で稼げる!」などと言っている人がいますが、そんなに甘くはありませんし、コンテンツの質が重視されている今では、無理に等しいです。

SNSからの集客も期待できない

SNSからの集客もそれも難しいです。もともとSNSからの集客が簡単ではないからです。

仮に集客できたとしても、SNSからまとめサイトに飛ぶというシチュエーションは違和感があり過ぎです。

アクセスを取り込めたとしても報酬に繋げることは難しい

仮にアクセスが集まったとしても、そこから広告をクリックしてもらうというハードルを超えなければいけません。

それこそ、膨大なアクセスがなければ、クリックさえして貰えないでしょう。

設置している広告がGoogleアドセンスであれば、報酬は微々たるものです。

ASPの広告だったとしても、成約することはほとんどないでしょう。

2.コピーコンテンツの為、サイトが飛ばされやすいから

アクセスも少なく、報酬も発生しないポータルサイトは、やがてただのゴミサイトとなります。

他人の記事をまるパクりしているので、いつペナルティを食らってもおかしくありません。

今では、一流企業が作ったポータルサイトさえ、独自コンテンツが無いとみなされて圏外まで飛ばされる時代です。

個人が作ったポータルサイトで稼ぐなど、無理に等しいのです。

完全放置している間にGoogleに飛ばされてしまっているかもしれませんね。

どちらにせよ、他人の記事をパクるようなサイトに明るい未来はありません。

あなたのブログコンテンツもパクられる可能性がある

ここで、あなたに注意して頂きたいのが、あなたのブログコンテンツもパクられる可能性があるということです。

せっかく手間暇かけて作った記事が、他人の手によって盗まれてしまうのです。

嫌ではないですか?

私なら絶対に嫌です。

人のコンテンツをパクり、さらに広告収入まで得ようとする姿勢には、憤りを覚えます。

そこで、RSSを使ったアフィリエイトサイトから、情報をパクられない為の対策についてご紹介します。

あなたもブログコンテンツをパクられないように、実施しておきましょう。

RSSを悪用しているアフィリエイトサイトに情報をパクられない為の対策

簡単ではありますが、下記の対策を行うと、RSSを取得されたときに記事の冒頭一部しか取得されなくなります。

  1. WordPressの管理画面にログイン
  2. 表示設定画面を開く
  3. 「抜粋のみを表示」を選択

1.Wordpressの管理画面にログイン

管理画面にログインしましょう。

2.表示設定画面を開く

「設定」→「表示設定」の順に進みます。

3.「抜粋のみを表示」を選択

これで、RSSを取得されても冒頭の一部しか表示されなくなります。

ただ、この設定のままだとタイトルと抜粋文はパクられてしまします。

タイトルも抜粋文もパクられたくないという場合は、下記サイトで詳しい対策方法が解説されているので、後ほどご覧になってみて下さい。

何はともあれ、RSSを使ったアフィリエイト手法は悪質です。あなたもパクられないように気を付けておきましょう。